平成23年3月11日14時46分18秒に発生した東北地方太平洋沖地震。
あれから11年が経ちました。
11年前の私は、まだ学生でした。
あの日、静岡県内の自宅でアマチュア無線で交信中に長い横揺れがきて揺れがおさまった数分後、停電した記憶が今でも鮮明に覚えています。
当時から通信設備には、バックアップ電源を備えていたためすぐに無線設備の電源は、復旧し情報収集を行いました。
無線機からは、非常非常非常と連呼する声が聞こえただ事ではないと思いました。
携帯電話は、通信規制がかけられ電話がつながらずメールのやり取りがやっとできる状況でした。
私は、東日本大震災から防災を学び「一人でも多くの命を救いたい」と思い防災の世界に飛び込みました。
地震を止めることは、できませんが、自分たちで命を守ることは、できます。
自宅等の耐震補強をすること。家具を固定すること。 食料を備蓄すること。やれることは、たくさんあります。
近年、コロナウイルスにより地域での防災訓練が実施できていないとの情報がありますが、ご家庭内でできる防災訓練があります。非常食の体験や被災した場合の避難先を決めておくことや災害伝言ダイヤル171の使い方など家族で相談してやってみると非常に良いとおもいます。
また、東日本大震災は、改めて私たちの団体が必要不可欠だと認識させられました。
全国各地から緊急消防援助隊・災害医療派遣チームDMATが東北地方へ駆けつけました。
しかしながら東北地方の沿岸は、大津波により町が壊滅状態となりどこに何があったのか分からなくなりました。
多くの医療チーム等は、カーナビなどを使用して現地に向け出動しましたが、地形が変わってしまいなかなか現地にたどり着かいないなどといった事例もありました。
DMAT支援隊は、地元地域をよく知る隊員が、オフロードバイク等を使用して地方から進出してきた医療班と合流し救護所や避難所等へ先導していくなどといった活動を行うので、被災地の道路状況に合わせた道選定ができるため医療班を現場に投入する時間が、短縮できると考えています。
いち早く医療班を現場に届けることで一人でも多くの命を救うことができることを願っています。
災害は、いつどこで起きるかわかりません。私たちDMAT支援隊は、全国組織への拡充を目標として日々努力しています。
最終目標としては、全都道府県・全市町村に最低でも1隊以上の支援隊を配置することです。
また、一人でも多くの命を救うため市民の皆さんを対象とした防災講演や応急救護方法の指導などにも力を注いでいます
一人でも多くの命を救いたいと思う同志の方、是非一緒に活動しましょう。お問い合わせください。
特定非営利活動法人NPO日本DMAT支援機構は、皆様からのご寄付で運営・活動しております。
引き続き当法人への温かいご支援をよろしくお願いいたします。
当法人に関するお問い合わせ等がございましたら、お気軽にお問い合わせフォームよりご連絡ください。
これからも国民の皆様の為に活動していきます